よくあるご質問と答えをまとめました。
Q01.マウス腸骨リンパ節法は特許とありましたが
A1. はい、マウス腸骨リンパ節法を用いたモノクローナル抗体の作製は、日本において特許が成立しています。【日本国特許(特許第4098796号)】
弊社は特許取得者の重井医学研究所よりライセンスを受けていますので、腸骨リンパ節法を用いたハイブリドーマの確立、さらにその作製物を使用するにも、安心してご利用いただけます。
Q02.腸骨リンパ節法で抗体産生ハイブリドーマを作製するメリットは何ですか
A2. 腸骨リンパ節法は免疫後2週間でリンパ節を採取し細胞融合いたしますので、従来法とは比較にならないほど短期間で抗体産生の有無を確認できます。また、免疫が1回ですので必要な免疫原も少なくてすみます。さらに、感作リンパ球数の多いリンパ節を使用することでハイブリドーマが効率よく作製できます。
Q03.最短8週間でハイブリドーマが確立されるとありますが
A3. お客様より抗原をご提供いただき、直ちに免疫してからお客様に抗体産生ハイブリドーマが納品できるまでの期間が、最短8週間です。実際には、最短6週間くらいで抗体産生ハイブリドーマの確立が確認できます。
お急ぎの方は、直接お問合せください。
Q04.抗体作製が難しいと考えている抗原があるのですが
A4. 弊社では安価なチャレンジコースをご用意いたしました。マウス腸骨リンパ節法を用いて、細胞融合を行う前に必要な抗体が得られる可能性があるかを約1か月で確認することできます。まずは、ご相談ください。
Q05.チャレンジコースで抗体価の上昇が認められたので、細胞融合を行って、ハイブリドーマを確立したいのですが
A5. 大丈夫です。チャレンジコースより標準コースへの移行も可能ですので、ハイブリドーマを確立することも出来ます。
Q07.ペプチドはあるがキャリア蛋白と結合してないのですが
A7. 大丈夫です。弊社でキャリアタンパク質との結合(オプション)も行っております。キャリアタンパク質としてKLH、BSA、BTGがございます。詳細はご相談ください。
Q08.スクリーニングは自分でしたいのですが
A8. はい、お客様でのスクリーニングがご希望でございましたら、培養上清を送りいたしますので、ご相談ください。
Q09.スクリーニングは自分でしたいのですが、結果が出るまでに5日以上かかりそう
A9. はい、事前にご相談ください。お客様のご要望にお応えできるよう十分ご相談の上で進めてまいります。
Q10.ELISA以外の方法でスクリーニングをおこなって欲しいのですが
A10. 標準コースではELISAでのスクリーニングとなりますが、オプションでウエスタンブロット・免疫沈降・cell ELISAをご用意しておりますので、ご利用ください。
Q11.ハイブリドーマが確立されたら、精製抗体も欲しいのですが
A11. はい、各種抗体精製いたしますので、まずはご相談ください。
Q12.ペプチド合成から依頼したいのですが
A12. はい、大丈夫です。ペプチド合成には、配列をご連絡いただければ、外部委託にてご用意させていただきます。なお、その際は購入実費をご請求申し上げます。まずはご相談ください。
Q13.クローニングされた細胞を、凍結しない状態で納品してほしいが
A13. はい、フラスコでの培養後、浮遊状態でも納品も可能です。ご相談ください。
Q14. チャレンジコースは、どんな抗原でも可能ですか?
A14. 可溶性のたんぱく質以外に、細胞での免疫も可能ですので、ご相談ください。
Q15.予算がありませんので、弊社にてELISA試験することで費用が低減できますか
A15. 一次スクリーニングと二次スクリーニングのELISAは標準価格に含まれております。なお、オプションのウエスタンブロット、免疫沈降等をご希望の場合には、別途費用をご請求させていただきます。詳細はご相談ください。
標準価格に含まれる作業
免疫、リンパ節採取、細胞融合、一次スクリーニング、二次スクリーニング(お客様でのスクリーニングをご希望される場合は送料を含みます)、クローニング、増殖培養、確立したハイブリドーマと作業報告書の送付。
Q16.スクリーニングを弊社にて実施するのはどの段階からでしょうか
A16. 細胞融合を行った細胞は、96ウエルマイクロプレート4枚にて培養を行い、弊社にて一次スクリーニングを実施致します。結果をお客様にご報告し、24ウエルマイクロプレートに移すウエルを選択していただきます。培養上清をお送りできるのは、24ウエルで増殖後ということになります。詳細はご相談ください。