概要
近年、分子標的医薬の市場は急速に拡大しており、GPCRに代表される膜たんぱく質に対する抗体作製が急務となっております。膜たんぱく質に対する抗体作製は、従来から行われているELISAでのスクリーニングでは限界がありました。本サービスでは、オプションにありますフローサイトメトリーによる評価を、スクリーニングの全工程でご利用いただけます。
内容
- モノクローナル抗体作製標準コースの全工程で、フローサイトメトリーによる評価がサンプル数に制限なくご利用いただけます。例えば、一次スクリーニングからハイブリドーマの培養を行っている全ウエル(96ウエルマイクロプレート4枚)について、フローサイトメトリーによる評価が可能となっております。
- ELISAによるスクリーニングを追加した場合も、追加費用はございません。
- その他のオプションにつきましては、標準コースに準じております。
- 一次スクリーニング後、41ウエル以上のご選択でも追加費用はございません。
- 二次スクリーニング後、7ウエル以上の一時凍結保存でも追加費用はございません。
オプションについては、こちらを参照
抗原 | |
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免疫用抗原についてのご相談はこちら
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免疫・マウス3匹、あるいは、ラット2匹(最短2週間) | |
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血清・リンパ節採取 | |
動物の血清および腸骨リンパ節を採取します。 | |
細胞融合・HAT選択 | |
採取したリンパ節から得られたリンパ球とミエローマを用いて細胞融合し、96ウエルマイクロプレートを用いて培養します。 | |
一次スクリーニング | |
FCMによる一次スクリーニングを行います。
評価できる細胞種; 2種まで (追加オプションはありません) |
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中間報告1 | |
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二次スクリーニング | |
FCMによる二次スクリーニングを行います。
評価できる細胞種; 3種まで (4種以上は1種追加ごとに300000円) |
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中間報告2 | |
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クローニング | |
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中間報告3 | |
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抗体産生ハイブリドーマ確立 | |
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納品(最短8週間) | |
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一般的な細胞膜受容体
ハイブリドーマの権利について
お客様に納品したハイブリドーマの所有権は、お客様に帰属いたします。
なお、論文発表等の際には、マウス腸骨リンパ節法を用いて作製された内容、および、弊社で作製された内容をご記載いただく必要がございます。
標準価格
¥1,980,000
その他
- 免疫原はお客様の実費とさせていただきますので、上記価格には含まれておりません。
- フローサイトメトリー以外の追加スクリーニングについては、ELISAのみ無償対応といたします。
- 免疫、スクリーニング方法にかかる細胞、試料の組み合わせについては、作業開始前に綿密なご相談をいたします。
- 安定発現細胞株の培養に必要な試薬類 (基礎培地、抗生物質、FBS等の添加物)は、お客様よりご提供いただきます。
フローサイトメーターコースでの抗体作製実績
- 一般的な細胞膜受容体
- 12回細胞膜貫通タンパク質
- 抗イディオタイプ抗体